【シンプル雑貨】渡辺力のアナログ時計RIKI CLOCKがおすすめ
非常に長い間更新をさぼっていました。お久しぶりです。
今日紹介するのは「RIKI CLOCK」というアナログ掛け時計です。
RIKI CLOCKとは
日本を代表するプロダクトデザイナーである渡辺力さんのデザインした本作品は、2004年にグッドデザイン賞を受賞しています。
プライウッド(積層合板)を採用した木製フレームが特徴的で、この構造はタンバリンの枠と同じだそう。
このプライウッドが非常に高精度な曲げ加工がなされており、綺麗な真円を描いています。
ガラスとの接合部も丁寧に仕上げており、シンプルかつ美しい製品としてインテリアに非常に映えます。
ベーシックな掛け時計はデザインが2種類、サイズがそれぞれ4種類の計8種類のラインナップです。
文字盤が太文字の方は視認性が非常に高く、小さい子供の時計をの学習などにも適していると言われています。
太文字でも文字盤全体がうるさすぎることはなく、数字・目盛り・針の絶妙なバランスが保たれています。
細文字モデルがおすすめ
僕がおすすめするのは断然細文字モデルです。
細文字モデルは数字が中心に寄っており、よりミニマルなデザインに。
数字はイタリック調のフォントを用いており、時計にしては珍しく数字が少し傾いています。
細く美しい数字と、太くソリッドな針が絶妙なコントラストを形成しています。
数字が中心に寄っている、目盛りを長く伸ばすことで綺麗なバランスを保っています。
基本的に部屋の壁は白のことが多いと思うのですが、その白い壁に木のフレームがとても映えるんですよね。
北欧テイストに非常にマッチすると思います。
プライウッドなので正面から見た時にフレームが細くて、横から見たときは安定感があり、時計としてのデザイン性と視認性をさらに高めています。
文字盤の中心下部には「Riki」というサインが入っており、これもまたデザインの一部として機能しています。
サイズは少し小さめがおすすめ
サイズは部屋の大きさ等で人によって非常に悩まれるところだと思います。
RIKICLOCKはサイズによってその中身(ムーブメント)も少し異なります。
S・LLサイズは普通の時計で、M・Lサイズは電波時計となっているほか、モデルによって秒針がカチカチ進むステップ式かスーっと進むスイープ式かが異なります。
寝室で使う場合カチカチ音が気になる方もいると思いますので、その場合はスイープ式にした方が無難かと。
背面はこのようになっています。
Sサイズの太文字とLLサイズは秒針がないデザインになっていますね。
個人的には秒針があった方がデザインとして美しい気がします。
僕が購入したのは細文字のSサイズです。
少し小さめの方が、華奢なデザインが映えるかなと思ってSサイズにしましたがこれが大正解。
6畳程度の小さい部屋にはSサイズくらいがぴったりかと思います。
逆にリビングだとLくらい大きくないと見づらいかも。
何もない壁にこの時計が掛かっているだけで部屋の格が上がったような。
毎日見ていますが全く飽きません。
2年半以上使用していますが、今まで電池を変えたことも時間を合わせなおしたことも一度もありません。
よほど秒単位のずれが気になる方でなければ、電波時計でなくとも良いかと思います。
それよりも全体的なバランスやデザインからサイズを決めていった方がこの時計を選ぶ価値があるのではないでしょうか。
最後に渡辺力さんがデザインした「RIKI CLOCK」以外の時計について軽く紹介します。
「銅の時計」はフレームがプライウッドではなく銅でできている、渡辺力さんの100歳を記念して作られたモデル。
直径がSサイズとほぼ一緒で厚みが少し増します。
細文字のみのモデルで、秒針が白い点もプレミアムです。
「日比谷の時計」は現在も日比谷交差点に立つ第一生命社のポール時計の作成時にデザインされたもの。
視認性が高く、パブリッククロックの手本となった作品です。
「ローマンクロック」はローマ数字を用いてその直線構成を極限まで生かすためにデザインされました。
装飾を排除し、シンプルなデザインになっています。
「八角の時計」は古い日本家屋に似合いそうなデザイン。
古くからのデザインと新しいデザインを融合させたような形は非常に魅力的です。
フレームがウォールナット、針が曲線を描いていることが製品に温かみを与えています。
渡辺力さんはそのほかにも様々な製品をデザインしてきました。
その中でも現在でも暮らしの中でよく見られるのがこちらの「ユニトレー」。
お店でカードやお金を置くトレーとして使われているこちらのデザインは実は渡辺力さんが手掛けていました。
僕も毎日持ち歩く小物を返ってきたときに置くトレーとして使っています。
時計は部屋の印象を大きく左右しますから、この機会に新しくしてはいかがでしょう。