【トランジットで寄り道】モスクワ観光案内
皆さん、夏休みにどこかに旅行に行く予定はありますか?
僕は旅行が好きで、長期休みのたびに国内・海外とあちこちに旅行しています。
その中でもまとまった情報がなかなかなく、予定を立てるのに一番苦労したのがモスクワでした。
そんなわけで今回は、トランジットを利用した1日モスクワ観光を紹介したいと思います。
モスクワに興味はあるけど、他にもっと行きたいところがあるという皆さん。
朗報です。
トランジットを上手に利用すればモスクワはヨーロッパ旅行のついでに寄ってくることができます。
せっかく日本からヨーロッパまではるばる行くのですから、途中で寄り道したほうがお得です。
僕も昨年9月にスペインのバルセロナ旅行の帰りに寄ってきました。
利用したのはアエロフロート・ロシア航空で、モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港でのトランジットがあります。
価格も往復で¥77,525と非常に安かったのでおすすめの航空会社です。
通常、トランジット時間は短ければ短いほど良いと思いますが、その時に限ってはあえて長いトランジット時間の便を選択しモスクワ観光に繰り出してきました。
僕の場合、5:15モスクワ着→観光→19:00モスクワ発というスケジュールで、十分モスクワを満喫できました。
有名な観光名所を回るだけなら1日で十分です。
一つ注意してほしいのは、観光のために空港を出る際にトランジットビザが必要な点です。(2017年情報)
観光を予定している方は早めにビザの取得をしてください。
ビザの取得は通常無料ですが、直前だとかなりお金が掛かります。
空港から市内へのアクセスは、直通列車のアエロエクスプレスを利用するのがおすすめです。
毎日5:00~24:30まで30分に1本のペースで運行しており、所要時間は約35分です。
車内にはWi-Fiもトイレも完備されておりとても快適でした。
乗車券は現地のチケットオフィスか自動券売機、もしくは公式サイトで購入可能です。
2017年8月現在、片道乗車券の現地購入価格が500ルーブルなのに対して、オンライン購入の場合420ルーブルとなっているのでオンラインでの購入がおすすめです。
オンライン購入の際にはロシア観光ビザの番号が必要です。
モスクワ市内の地下にはメトロの路線が張り巡らされており、移動の際にはこれを使用するのが便利です。
都市単位での年間利用者数が世界2位らしいです。
ちなみに1位はぶっちぎりで東京です(笑)
実際に利用した感じは普通に日本の鉄道と違いはなく、非常に使いやすかったです。
朝だと2分に一本くらい来たりして普通にすごいなと思いました。
あと車内広告が全然なく社会主義の名残を感じました。
さらに、モスクワのメトロ駅はそれ自体が観光スポットになるほど内装が豪華です。
上の写真みたいな近代的なデザインや、シャンデリアがついてたりと各駅で少しずつ特徴が違うので、時間があれば回ってみるのも面白いですよ。
モスクワのメトロ公式ホームページは英語ページが用意されてませんが、一応リンクはこちら。
最近のGoogle翻訳はすごいので、なんとか理解できるかもしれません。
メトロの路線図はこちらから。
このページを印刷するか携帯に保存しておいて、駅の表示と見比べながら移動するのがおすすめです。
ロシアのメトロはどれだけ乗っても値段が変わりません。
2017年8月現在、1回券は55ルーブル、1日券は210ルーブルとなっています。4回以上乗る場合は1日券の方がお得です。
また、トロイカカードなる日本のSUICAのようなものがあり、こちらを使えば1回35ルーブルと少し安くなります。
デポジットは50ルーブルで返却時に返ってきます。
100円弱なので記念に持って帰ってきてもいいですね。
トランジット観光の場合、観光は時間との勝負なので主要スポットを効率よく回りましょう。
と言っても、モスクワの観光スポットはほぼ中心部に固まっているので簡単です。
もし時間に余裕があれば、救世主ハリストス大聖堂もおすすめスポットです。
僕が実際に観光した際のルートを紹介します。
下の画像の黄色で示したように移動しました。
- シェレメーチェヴォ空港からアエロエキスプレスでBelorussky駅まで行く。
- Belorussky駅からメトロのBelorusskaya駅に乗換える。
- 2号線(緑)に乗って3駅進み、Teatralnaya駅で降りる。
- 赤の広場、クレムリン観光
- 1号線(赤)に乗って2駅進み、Kropotkinskaya駅で降りる。(徒歩でも行けます)
- 救世主ハリストス大聖堂観光
- 空港へ戻る。(時間に余裕を持ちましょう)
モスクワ中心部はこのような位置関係になっています。
モスクワ観光で紹介される主要スポットはほぼここに存在しています。
赤の広場とクレムリンは繋がっていないので、ぐるっと回り道する必要があります。
【赤の広場】
広場自体は石畳のただの広い空間です(笑)
写真正面の赤い建物は国立歴史博物館で、右手にはグム百貨店、左手にはレーニン廟があります。
「赤」の広場とはロシア語では「美しい」広場という意味だそうです。
【聖ワシリー大聖堂】
玉ねぎ頭が特徴的なカラフルな聖堂です。
個人的に一番印象的な建物で好きでした。
内部に入りたかったのですが、チケット売り場の人がなぜかおらず断念しました。
日本ではありえない外国っぽいエピソードですね(笑)
【レーニン廟】
かつてソ連の指導者であったウラジーミル・レーニン(1870 – 1924)の遺体が、まるで生きているかのような状態で展示されているらしいです。
僕は行きませんでしたが、興味がある方は是非どうぞ。
【グム百貨店】
高級ブランドからロシア土産まで様々な店が並んでいます。
3階建てで床面積もかなり広いので全て見るのは大変です。
内装がかなり豪華で、有料で高級トイレを使用することができます。
【クレムリン】
地図中の五角形で囲まれている部分がクレムリンで、中にはいくつかの宮殿と展示があり、かなり広く見ごたえがあります。
写真は「大砲の皇帝」。
チケットオフィスはクタフィヤ塔付近にあり、クタフィヤ塔とボロヴィツカヤ塔の2か所に出入り口があります。
【救世主ハリストス大聖堂】
中心部から少し離れたところにあります。
僕が行ったときは偶然礼拝の時間で、荘厳な儀式を見学することができました。
写真だと大きさが分かりづらいですが、建物自体が非常に大きく、外側の装飾だけでもすごく見ごたえがありました。
イベントスケジュールはこちら。
朝と夕方に礼拝があるみたいです。
【その他】
緑やピンクといったポップなパステルカラーの建物が多くて可愛かったです。
食事もとてもおいしかったです。
写真はボルシチ。
どこの店に入ればいいかわからない時は、入口にトリップアドバイザーのシールが貼られている店を選ぶと失敗しません。
キリル文字は独特です。「STOP」と書いてあるらしいです。
海外旅行と言えば、やっぱりアメリカやヨーロッパ、もしくは近場でアジアが候補に挙がりがちですよね。
ロシアはある程度旅慣れた人が行くイメージかもしれませんが、ヨーロッパのついでに行けるのでおすすめです。
モスクワはトランジットを利用した1日観光で十分満喫できるボリュームなので、是非参考にしてみてください。
独特の文化を感じられて面白いですよ。
僕が行ったのは9月下旬でしたが、雨が降っていたこともありライトアウターでは寒いくらいでした。
夏でも防寒着と雨具は必須です。